お元気様です。
今日は、11歳Jrアスリートバスケットボール選手のコンディショニングを紹介します。
練習試合中走る急に止まるジャンプからの着地の時に
膝の痛みがありました。
よく耳にするのが「
オスグッド病」がありますが、
今回この選手は整形外科で、「
シンディング-ラルセン-ヨハンソン病」と診断をされました。
膝の前面が痛むスポーツ障害の一つです。
聞きなれない病名ではありますが、触診して検査していくと圧痛点が異なるので、オスグッド病との違いがわかります。
シンディング-ラルセン-ヨハンソン病は膝蓋骨(膝のお皿)の下の部分が痛むという特徴があります。
好発年齢も違いがあり、シンディング-ラルセン-ヨハンソン病は
10歳〜11歳オスグッド-シュラッター病は
12歳〜13歳に比べて若い年代層に見られるといわれています。
今回お話を聴いていくと練習の休みがなくハードな練習量でした。
その前後のストレッチやセルフケアは何もしていないようでした。
また選手の動きをチェックすると膝が痛くなるような姿勢動作をしていることが分かりました。
なぜ、他の選手と同じ練習量をして自分だけが膝を痛めてしまうのか。
まず選手には身体の使い方の基本である
座る立つ歩くの基本動作を徹底して訓練しました。
以前の姿勢
4点支持S字重心姿勢
重心の調整後
体軸がズドーンと下まで通りぬけ安定してきました。
体軸立位姿勢
シュートのフォームスタンスの時
重心をどうこへどう落とすかを選手と相談しながら調整していき一番膝が楽で腕が脱力できるポイントを選手に見つけてもらいました。
あっ膝が痛くない脱力できている。
じゃあそこの重心で動いてみようと再検査をすると膝の痛みは軽減されていました。
シューズの履き方や靴紐の結び方など普段できる事やセルフケアをアドバイスさせてもらいました。
次回もよろしくお願いしますm(_ _)m